株式会社ラーニング・ライツ

Columnコラム

弊社代表の学び(3):2012年〜2013年のトレーニングの足あと

2014年12月20日 トレーニングの足あと

2012年〜2013年のトレーニングの履歴を残しておきます。何か、皆さまの学習のお役に立てますように
現在:個人がセミナーや研修で学習するだけでなく、チームや組織がいかに学習していくかについて、組織変革・組織開発についての学びを深めつつ、研修以外に多様な手法によりクライアントを支援し始めた時期。すばらしい師・仲間に出会い、難しい組織変革・組織開発の問題について多面的に見れるようになっていく時期。

2012年■アサーションを学ぶ(2)〜アサーティブ・トレーニング基礎講座(株式会社アスク・ヒューマン・ケア)〜

アサーションについては、一昨年、トレーニングを受けたものの、何とも消化不良のまま、日常生活の中でも試行錯誤をしていた。この講座の中で、自分で、上手く伝えられない場面設定しロールプレイで繰り返し練習をする中で、いかに自分に焦点を当て続けるか、次第にわかってきた。特に、非主張型になる時は、自分が自分なりに問題だと思っている事実を丁寧に整理し、相手の顔色を気にしすぎることなく言葉にしてみる、考えや気持ちを曖昧にし、結局、相手も推論や推量で言葉を投げ返してくる。相手を傷つけないように、気を遣っているようでも、変化球みたいなストロークでは相手も迷うし、何よりも、解釈を相手に委ねた依存したコミュニケーションなのではと感じた。それでは本意は伝わらない。コミュニケーションの責任はお互いに半々で持ち合うという、大原則に立ち返った。


2012年■アサーションを学ぶ(3)〜アサーティブ・トレーニング応用講座(株式会社アスク・ヒューマン・ケア)〜

批判や怒りへの対処法について学ぶ。アサーティブネスが必要とされてきたアメリカの歴史的背景を理解し、アメリカに比べると境界(バウンダリー)が曖昧になる傾向がある日本で、不当な批判で傷つけられない権利や、怒りを感じる権利などをビジネスの現場でどう尊重される必要があるのかに思いを至らせる。この講座で、自分の葛藤している問題のロールプレイを行った際に、「相手の問題まで解決しようとしている自分」に直面した。それは「コンサルタントとして報酬を得る際にはある程度必要なあり方であるが、コーチやカウンセラー、メンターの立場にある時に、そのあり方はいかがなものか?」という疑問が生じる。以降、境界(バウンダリー)の管理に思いを至らせるようになっていく。アサーティブネスの獲得は、ロジカルさの獲得でもあると思う。生きづらさを抱えた参加者も多く、講座はセラピューティックに進行していくのを感じたが、安全で安心な場だからこそ、心を開いて叶う試行錯誤があり、人の行動変容のための場作りについて非常に参考になった。この講座をきっかけに、アサーティブネスについての不全感が取り除かれ、自分でも落ち着いて実践と振り返りができるようになっていく。


2012年■アクションラーニング(質問会議)を学ぶ(1)〜ALコーチ養成講座(日本アクションラーニング協会)〜

2010年に一度セッションを受けていたが、その時にはどんな効果があるのか十分体感することはできなかった。2年の年月を経て「個人をコーチする」「個人が学習する」だけではなく「チームが学習する」「チームが成長する」ことで、継続的に外部環境への対応力を上げて行く組織づくりを叶える必要性からコーチ養成を受ける。また登壇する研修の中では、講義をコンパクトにし、実習と振り返りを促進し、受講者の能動的な学習機会を創出するよう一層の工夫をするようになった。コーチ認定後は、地域コミュニティの中で月1回以上のセッション機会を設定し、自らのコーチ力の研鑽に努めている。


2013年■システム思考を学ぶ〜システム思考トレーニング ベーシックコース(株式会社チェンジエージェント)〜

ビジネス教育においては、特に若手を中心に論理思考(ロジカルシンキング)が重視される。しかし、問題を解決する際に、問題を構成する要素を線形に追いかける論理思考だけでは問題全体から本質を捉えきるには不十分であるし、問題の本質に根本的に対処できるとは限らない。過去の成功例が決して通用する訳でない時代になり、より複雑に絡み合う要素の関係性やパターンなどに着目し、それらを「ループ図」として目で見てわかるように図で示すことを学ぶ。私たちは、様々な作用の影響を受け、日々様々な循環の中にいる。論理だけでは究明できない。アクションラーニングのセッションにおける問題解決も問題を1つのシステムとしてとらえる。家族療法などでもこのアプローチを使っていることが講座を受けることでクリアになった。さらに、磨いていきたい思考法である。


2013年■アクションラーニングを学ぶ(2)〜シニアALコーチ養成講座(日本アクションラーニング協会)〜

アクションラーニングコーチ認定後、企業の中にアクションラーニングを取り入れて社員の能力開発やチームビルディングを促進していくか、組織のトップに理解を得ることに苦心した時期。この時は、まだ組織変革や組織開発の中でアクションラーニングがどのように機能するかをうまく言葉にできていなかった。その後も、なかなかアクションラーニングについてクライアントから理解が得られないため、葛藤が続くことになる。この時期から、ピーター・センゲの名著『学習する組織』を傍らに置き、精読、繰り返し読むようになる。


2013年■ホールシステムアプローチを学ぶ(1)〜ワールドカフェ・プラクティショナー(株式会社ヒューマンバリュー)〜

アクションラーニングコーチとなり、チームへの働きかけについての手法を体得したが、より大きな組織が部門の壁を超えて1つになって、テーマについて探求する機会をもっと増やす必要があることを痛感していた中での学び。場を進行していくホストが支援型リーダーの体現者であること、創造には安全・安心の場が必要なことなど、アクションラーニングコーチとしてのトレーニングがここでも活かされることに気づく。接客系の研修にも多く登壇してきたものの、ここで「ホスピタリティ」についてさらに深く考えることになるとは。仕事の中で、ワールドカフェを行う時には「ホスピタリティ」を何よりも大事にしている。


2013年■ボディワークから洞察を得る(1)<ボディサイコセラピー>

仕事での葛藤から、心身のバランスを崩した時期。仕事柄、自分のメンタルヘルスを良好に保つ上で、他者の支援が必要なことは十分承知しており、言語による面談と合わせて身体に働きかける心理療法を探し出す。身体表現と筋肉に直接働きかけるボディワークを通して「コミュニケーションの問題は、他者との境界(バウンダリー)の問題である」という言葉を腹に落とす。この時以来、ビジネス教育やメンタルヘルス教育の中で、思考が身体からのメッセージを置き去りにし、表層的あるいは暴走的に問題解決に向っている局面についてどのように改善していくか、アレクサンダー・ローエンなどの精神分析に端を発するライヒ派の本を読み進めるなど、新たな模索を始める。


■禅から学ぶ〜自由自在リーダーシップ(株式会社ENSOU)〜

自分にとって大きな転換となったワークショップ。禅の悟りにいたるプロセスを示した「十牛図」をベースに、大自然の中で自分に向き合う。多様なワークを通して、東洋思想の根底にある不可分性、全体性から自他一如、心身一如、因果一如を体感する。また、豊富な瞑想、内省の時間からさらに深いところにある自分を見つめ直し、自分の中に立ち上がってきたキーワードが「命」。この年は、自ら断たれた命、自ら傷つけざるを得なかった命に直面したことも影響しているかもしれない。私の向き合う人や組織は、機械や自動化された工場ではない。感情を持った有機体であり、あいまいで、予測のつかない変化をするものである。好転的な変化を信じていくことだ。


■組織開発を学ぶ(1)〜組織開発基礎講座 ODNetworkJapan〜

単発の研修からより長期的な組織変革のコンサルティングへと仕事の幅が広がって行くため、進んで行く中で、クライアントが成果を性急に求めることもあり、時に組織に対しての働きかけが場当たり的なものに流されないか気にかけている。終わりのない組織変革のプロセスを本で読んだり、聞きかじった事例研究わかったふりをすることはできないと思い、基礎から確認することにした。5泊6日のラボラトリー形式の講座(5泊6日の合宿)で学んだことあまりに大きかった。そしてよき同志を多く得た。中でもクライアントの社員が実際に会社を変革していくにあたって経験する葛藤を疑似体験することができた。変革を実現する主体は、あくまでクライアントの社員。組織変革に関わる際の、具体的な手法よりもこの講座ではコンサルタントとしての「あり方」を確立することが狙いだった。「あり方」が思考や行動を決めるとは頭ではわかっていたものの、まだこの時には大事なことに気づいていない。

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